少し前に、京都大学から、iPS細胞から筋肉の元になる細胞をつくり、移植によって治療する可能性を見出せたという論文が発表されました。
コンセプト自体は、以前から考えられており、さまざまな報告はでています。
治療薬としては、日本では、アンチセンスオリゴというクスリが承認されております。
こちらは、生涯投与を続ける必要があるところが、難点です。
筋肉細胞を入れると、生着して生着した細胞からまた新たに筋肉の元になる細胞が作られ、一度細胞を投与すれば、治るはずと考えられています。
一方で、大量の細胞を準備しなければならない、全身の筋肉に細胞を行き渡らせなければならないという課題が残っています。
また、薬としての効果もモデル動物を使った試験ではまだまだ弱いです。
大学だけでは、難しい課題でしょうか?
日本企業が手を挙げて、早く次の段階へ進むといいですね。